カーフマンジャパンデュアスロングランプリ

大会レポート

栗原 正明(国士舘大学)涙の初優勝!女子は沢田愛里(JR北海道)が4連覇を達成

 

 

低気温、雨、強風。まさに最悪のレースコンディション。開催検討委員会でその開催方法がギリギリの時間まで協議され、最終的には第1ランを5kmに、バイクを20kmに短縮されて競技を開催することになった。
スタート直後、栗原正明(国士舘大学)が飛び出したが、深浦祐哉(ハリアーズ/新宿パークホテル)、森 正(宮川医療少年院デュアスロンクラブ)、藤崎直哉(茅ヶ崎消防)、濱 由嵩(十四侍/自転車道)が追いつき5人の集団に。昨年の覇者・飯干守道(G.A.M/ウィングス TC)、高橋泰夫(豊和(株)/BOMA/CW-X)が30秒遅れで集団を追う展開に。
バイクに入ると森が他を圧倒。単独で逃げ、周回ごとにタイム差を開けていく。後続も集団でこれを追うがなかなかペースがあがらない。その中でまず濱が寒さでリタイア。優勝候補の飯干も3周目に低体温症で倒れる。その後、学生選手も低体温症の選手が続出。選手にとって、最大の敵は寒さ。まさに過酷なサバイバルレースとなった。1分以上のアドバンテージで第2ランに入った森の優勝は、この時点では確かなものであると思われたが、第2ランに入りまさかの失速。単独2位で栗原もヘルメットをかぶったまま第2ランへスタート。ラン後半スピード のあがらない森との50秒差を一気に縮め追いつくとそのままトップでフィニッシュ。四天王とよばれるベテランを破り見事な初優勝を遂げた。
2位には最後に森をかわした高橋が入り、結局森は3位でフィニッシュとなった。

一方女子は、女王・沢田が第1ランから飛び出し、常に後続に1分以上の差を保ちながらの圧勝で大会4連覇を飾った。