カーフマンジャパンデュアスロングランプリ

大会レポート

カーフマン南関東 速報

今シーズンの南関東ステージは、カーフマン史上初の600人越え。総勢604人の選手が、好天に恵まれた昭和記念公園に集まった。
しかし、エリートクラスがスタートする午後には北風が。バイクトランジットでは、突風に煽られ、押しているバイクを持っていかれる選手も見受けられた。
さて、連勝が続いた深浦裕哉(セサミ/BODY TUNE/ハリアーズ)だが、今回は九州から遠征した飯干守道(アレッセコーポレーション/LITESPEED/ウイングスTC)に優勝をさらわれた。
ともにランが安定しているこの2人、第1ランから並走して、お互い一歩も譲らない。2人のハイペースに、序盤食い下がった、椿浩平(チームブレイブ)、篠崎友(BODY TUNE /SUNNY FISH)らが遅れ、高橋泰夫(Team CW-X/BOMA/アミーゴ倉敷)、濱由崇(十四侍)、益田大貴(湘南ベルマーレトライアスロンクラブ)、栗原正明(国士舘大学エースラブ)、富田将茂(東北大学学友会トライアスロン部)らも、第2グループに甘んじた。
富田が栗原をトランジットでかわし、濱も寸暇を惜しんでヘルメット装着のままランコースへ。コンマ1秒が勝敗を分けるエリートらしいトランジット光景だ。
バイクでも、ハイペースは維持された。濱、益田、高橋、深浦、飯干がパックを形成、後続を寄せ付けない気迫でレースが推移する。
勝負は第2ランへ持ち込まれるが、走り出すとほどなく、第1ランで健脚ぶりを見せ付けた深浦と飯干の一騎打ちへ。ここで意地を見せたのが遠征の飯干。飯干の地元・九州ステージで優勝した深浦に、今度は彼の現在の地元・東京で一矢を報いた。
女子は、沢田愛理(JR北海道)が巧みなリードで第1ランを押さえ、バイクでは太田麻衣子(稲毛インター)、菊地日出子(チームブレイブ)が引き合うパックに付いて行く。そして最終的に第2ランで沢田がトップに立ち、強豪が集う南関東ステージでも、見事優勝を飾った。