カーフマンジャパンデュアスロングランプリ

大会レポート

九州ステージニュースリポート 2008/12/07

九州ステージにも関わらず冬日となったカーフマン第三戦。今回は、「予戦‐準決勝‐決勝」というイレギュラーなレース形式を採っている。選手は、カテゴリーを超えてクラス分けされた予選レースの後、準決勝か順位決定戦のいずれか1本、そして各準決勝トップ15名、計30名が決勝にコマを進められる。つまり、ラン2㎞~バイク8㎞~ラン2㎞(順位決定戦は一部周回減算)を3本走るスプリントレースとなった。

 

 




決勝は、女子選手5名を含めた30名。体力温存の駆け引きが見え隠れした準決勝までと違い、緊迫感がひときわ高まる。 第一ラン、深浦祐哉、飯干守道、宇都宮涼太、高橋泰夫らがトップグループを形成し、バイクへ移る。今回は準決勝からドラフティングレースになるため、第一ランを早く終わらせて速いバイクパックに入ることが勝敗を分ける。積極的にバイクを引く高橋。一方で、ランから食らい付いていた宇都宮は、バイク2周目に脱落。 バイクをトップで上がった高橋、それをランで深浦がかわす。前回の東海ステージと同じような展開になってきた。九州が地元の飯干が深浦に続いたものの、今回は飯干、力尽きたか、深浦を脅かす最後の追い上げも不発のまま、深浦、飯干、高橋のオーダーでフィニッシュ。


女子は、日本選手権をトランジットで失敗した経験を猛省した伊藤弥生が、第一ランゴール際のスパートで離された分をトランジットで取り返し、バイクパックにうまく吸収されて、スムースな第二ラン、今シーズン初の優勝タイトルをモノにした。