競技規則
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1. デュアスロンの競技規則について
(JTU競技規則よりラン及びバイク部分抜粋)
競技者の心得
- 大会は予測できないことの連続である。風、暑さ寒さ、観客や車の飛び出し、見えないくぼみ。危険を察知し、適切な判断で競技する。
- 日頃の練習と健康管理。早めの水分補給。マイペース。リタイアの勇気を持つ。
- ドラフトゾーンやトランジション・スペースなど「競技スペース」を守る。
競技について
- 競技は車の運転と同じ=競技者は運転手。審判員は警察官。車間距離とキープレフト。追越し車線。悪路や渋滞での減速。徐行と加速、ゆずりあいの精神で安全運転。
ウェアと用具
- バイクでは、規定のヘルメットと用具。ランではシューズを着用。
- レースナンバーは、四隅を留める。全面が見えるよう気を配る。折り曲げ、変造は禁止。ナンバーベルト使用では、レースナンバーが極端に下にならないよう配慮。
- サングラスは、透明度の高いものがよい。総合フィニッシュでは、サングラスをはずす。
- 音響・通信機器の使用は禁止。
スムーズな競技とリタイア
- 危険・妨害行為は禁止。相手の優先コースを判断し、スムーズで安全な流れを守る。
- リタイアは、スタッフに伝え、大会本部にも連絡する。
トランジションエリア
- 競技コースの一部。エリア内は乗車禁止。ペダル片足走行も禁止。
- ヘルメットのストラップは、ラックからバイクを外す前にしっかりと締める。フィニッシュ後は、バイクを掛けてからストラップを外す。 前輪の先端が、「乗車ラインを越えてから乗る」「降車ラインを越える前に降りる」。
バイク(自転車)
- バイクは体に合ったもの。
- ヘルメットを深くかぶり、ストラップをあごにかかるように締める。
- 規制されたコースでも、交通規則を守る。表示板、コーン、大会フタッフ、競技役員の指示に従い競技する。
- 《前方注意・車間距離の確保》は、重要な義務。転倒や急ブレーキ、相手の動きに注意。エアロバーでは、視界が狭まりブレーキが遅れる。
- キープレフト:左側走行(左端から1m 、コース幅の左側1 / 3 以内基準)で競技する。コース右側は追い抜きスペース。
- 追い越しは、後ろを確認し、前走者の右側から。センター寄りの走者には注意を与える。不安があれば「一声掛けて追い越す」と効果的。
- ドラフティング走行・集団走行・併走は禁止。
- キッズ・ジュニアクラスのDHハンドルの装着禁止。
<ドラフティングルール>
- ドラフティングは、他の競技者又は車両のドラフトゾーンの中に入って走行する事。ドラフティング禁止レースでは、他の競技者の優先進路を妨害する行為(他の競技者の右側を同一速度で走行を続ける事等)を「ブロッキング」として禁止している。
- ドラフトゾーンは、バイク前輪の最前部を起点に、後方7m 、横幅3m(左右それぞれ1.5m)の範囲。車両ドラフトゾーンは、車両の最前部の中心を基点として後方35m、幅5m(左右それぞれ2.5m)の範囲。
- 自転車幅は2m 以内。エリート、一般とも2台半から3台分の車間距離をあける。
- ドラフトゾーンへ入れるのは、15秒以内に追越せるとき。危険回避のためやむをえないときやトランジション出入り口付近。
<バイク追越しの決まり>
- 安全に素早く追い越せると判断したら、後方確認、右手を挙げ、右側から追い越しに入る。センターラインは越えない。
- 追い越したら、再度後ろを確認。左手で合図し、キープレフト走行に戻る。
- 追い越し中は、《追い抜く意志を持って、前進している》ように見えなければいけない。ピタリと接近し、静止しているように見えると、規定タイム内でも警告を受ける。
- 前輪先端が、先行する前輪の先端よりも前に出たときに「追い越した」と見なす。
- 追い越されたら、すぐ抜き返したり、背後に付いてはいけない。後退しているように見えなければ注意を受ける。15 秒以内に後方5m まで下がる。
ラン(ランニング)
- 第1ラン、第2ラン共にはキープライト(右側通行)で走る。マイペースで、一休みもできる。
- 追越しは前走者の左側から。
2.ローカルルール
日本トライアスロン連合(JTU)競技規則を適用。ただし、ローカルルールとして以下の点にご注意ください。
第6章第33条「ドラフティング規則」「ドラフティング走行は禁止」とする。DHハンドルも使用可能です。
第6章第37条「競技用バイク」 競技に使用できる自転車は以下を除くすべての自転車とする。
- スタンド、カゴのついた自転車
- リカンベント(横になって漕ぐタイプ)
※第2戦東海ステージ、第4戦南関東ステージ、第6戦チャンピオンシップのエリートクラスはドラフティング走行を許可します。
※その他以下の点にご注意下さい。
<第1ラン⇒バイクへの移行について>
- ヘルメットのストラップを止めるまで、バイクに触れてはいけません。
- 自転車への乗車は、かならず乗車ラインを過ぎてから行ってください。
<バイク⇒第2ランへの移行について>
- 自転車の降車は、必ず降車ラインの手前で降車してください。
- バイクをラックに完全に掛けるまでは、ヘルメットのストラップをはずしてはいけません。
<暴言・妨害など>
- 他の競技者を妨害する行為は、無意識であっても失格、ペナルティの対象になります。
- 他の競技者、マーシャル(審判)、ボランティア、観客に対する暴言は失格、ペナルティの対象になります。
<その他>
- 当日の天候により止むを得ない場合は、主催者側の判断で競技内容を変更又は、中止することがあります。